約束手形の基本
約束手形は「期日に代金を支払う」ことを約束する証券です。
| 立場 | 勘定科目 | 分類 |
|---|---|---|
| 手形を振り出した(支払う側) | 支払手形 | 負債 |
| 手形を受け取った(もらう側) | 受取手形 | 資産 |
- 振出時: (借)買掛金 /(貸)支払手形 — 買掛金が支払手形に置き換わる
- 受取時: (借)受取手形 /(貸)売掛金(または売上)
- 決済時: (借)支払手形 /(貸)当座預金(支払側)、 (借)当座預金 /(貸)受取手形(受取側)
電子記録債権・債務
手形の電子版で、発生記録によって債権・債務が生じます。仕訳の考え方は手形と同じです。
- 売掛金について発生記録(受取側): (借)電子記録債権 /(貸)売掛金
- 買掛金について発生記録(支払側): (借)買掛金 /(貸)電子記録債務
- 決済時は、電子記録債権/債務と預金勘定の増減を記録します
「売掛金・買掛金という掛け債権債務が、手形・電子記録の債権債務に置き換わる」という 構図をつかめば、4パターンすべて同じ型で処理できます。
手形貸付金・手形借入金との区別
お金の貸し借りの証拠として手形を使った場合は、商品代金の手形と区別して 手形貸付金(資産)・手形借入金(負債)を使います。
- 手形を受け取って貸付け: (借)手形貸付金 /(貸)普通預金など
- 「受取手形」を使うのは商品売買の代金のときだけ
学習のポイント
問題文の「約束手形を振り出した/受け取った」「電子記録債権の発生記録」「貸付けにあたり 手形を受け取った」という表現から、どの勘定を使うかを即座に判定できるようにするのが 目標です。仕訳ドリルで4つの型(振出・受取・決済・貸借)を反復しましょう。