決算整理は「8パターン」で網羅できる

第3問(35点)は決算整理後の財務諸表・精算表の作成問題です。出てくる決算整理仕訳は ほぼ毎回同じ顔ぶれなので、パターンとして覚えてしまうのが最短です。

# パターン 仕訳の型
1 売上原価の算定 (借)仕入/(貸)繰越商品、(借)繰越商品/(貸)仕入(しーくり・くりしー)
2 貸倒引当金(差額補充法) (借)貸倒引当金繰入/(貸)貸倒引当金 ※設定額−既存残高
3 減価償却(定額法・間接法) (借)減価償却費/(貸)減価償却累計額
4 費用・収益の前払い/前受け (借)前払費用/(貸)費用、(借)収益/(貸)前受収益
5 費用・収益の未払い/未収 (借)費用/(貸)未払費用、(借)未収収益/(貸)収益
6 貯蔵品への振替え (借)貯蔵品/(貸)租税公課(収入印紙)・通信費(切手)
7 現金過不足の整理 原因不明分を(借)雑損 または(貸)雑益へ
8 当座借越の振替え・法人税等 (借)当座預金/(貸)当座借越、(借)法人税等/(貸)仮払法人税等・未払法人税等

計算でミスしやすいのは「月割り」

経過勘定(前払・未払)は月数の数え間違いが失点の最大要因です。

: 8月1日に12か月分の保険料 ¥24,000 を支払い、決算日が3月31日の場合

  • 支払った期間: 8月〜翌7月(12か月)
  • 当期分: 8月〜3月の8か月、翌期分: 4月〜7月の4か月
  • 前払保険料 = 24,000 × 4/12 = ¥8,000

タイムラインを描いて「当期の月数/翌期の月数」を必ず図で確認する習慣をつけましょう。

減価償却の月割りにも注意

期中に取得した固定資産は、取得月から決算月までの月割りで償却します。 「1年分をそのまま計上」してしまうのが定番のミスです。

学習の進め方

決算整理は、仕訳そのものは上の8パターンの繰り返しです。まずこのアプリの決算分野の 問題でパターンを固め、そのうえで市販の予想問題集で精算表・財務諸表の「集計」まで 通しで練習すると、第3問が安定します。